点心、飲茶
広東料理の達人
 

エッグタルト

ポルトガル生まれのエッグタルトは、「点心、飲茶」の甘いお菓子です。広州、香港では蛋撻(タンタァ)という漢字を使っていますが、中国国内のほとんどの地方では蛋塔(タンタア)という漢字を使っています。でも、いずれの漢字もdantaと発音します。蛋は中国語で卵の意味で、塔はタルトの当て字です。エッグタルトは中国本来のお菓子ではなく、実はポルトガルからマカオ、香港を通して中国全土にたちまち広まったお菓子です。

香港人はエッグタルトに夢中

1999年、マカオはポルトガルの植民地から中国に正式に返還されました。ポルトガル人からマカオに伝わったエッグタルトは、最初香港で大流行しました。香港のいたる所にエッグタルト専門店がオープンし、店の前はいつも長蛇の列でにぎわっていました。飲茶好きな香港人は、忙しい仕事の合間を利用してティータイムを楽しみますが、コーヒーや中国茶と一緒にエッグタルトを食べることが多いです。何歩も歩かないうちに、エッグタルト専門店があるので簡単に手に入るだけではなく、一番の理由はおいしいからです。

香港エッグタルト名店が泣く?

最近、香港のあるエッグタルト名店が家賃の倍増に耐え切れず一時の休業を宣告しました。1つ3.5元するエッグタルトを1日2500個売らなければ採算が取れないと、店主はコメントしました。1日2500個のエッグタルトを販売しなければならないプレッシャーは大きいものです。この店のエッグタルトを長年愛用していた人々は、この知らせを聞いて集まってきました。休業前にこの名店のオリジナルエッグタルトをもう一度食べようと、お店の前は人の行列ができました。多くのエッグタルトファンの前で店主は、場所を変えて営業を再開する決心をしました。

様々なエッグタルト

エッグタルトは、タルト生地に卵を主な材料とするものを流し込みオーブンで焼いたお菓子です。タルトに卵以外のものを入れたら言うまでもなく、エッグタルトとは呼べません。中国では最近タルト生地に様々な食材を入れて、焼き上げた○○タルトが流行っています。例えば「フカヒレエッグタルト」は、その典型的な例です。フカヒレはコラーゲンが豊富に含まれているので、老化防止に大変効果的です。「フカヒレ」という文字が入っている商品は、中国のみならず日本でも人気があります。「フカヒレタルト」の値段は普通のエッグタルトの何倍にもなりますが、美を追求する中国の女性たちはそんなことを気にしていないかのように買います。

中国人は自宅でエッグタルトを作らない?

日本の若い人に「得意な料理は何ですか?」と聞いたところ、「お菓子です」と返事した女性が圧倒的に多かったという調査報告がありました。中国で若い人に同じ質問をしたら返事は絶対「お菓子作り」にはならないでしょう。というのは、中国の人は自宅であまりお菓子を作りません。ケーキはもちろんのこと、クッキーを一度も作ったことがない人が多いです。バター、チーズなどの乳製品は中華料理では使わない食材なので、手に入ること自体が難しかったからです。近年、中国で暮らす外国の人が急増するとともに外国製輸入乳製品をおいてあるお店が増えてきました。しかし、値段が高いのは別として乳製品を食べなれてない中国の一般人はまず買いません。

エッグタルトレシピ

材料(8個分)

「タルト生地」

小麦粉80グラム、塩少々、バター60グラム、冷水1カップ、卵1個、プリンの型8個

「フィリング」

卵黄2個、砂糖30グラム、コーンスターチ4グラム、牛乳100ml、生クリーム少々

作り方

  1. タルト生地を先に作ります。小麦粉をふるいにかけ、塩、分量の水、卵、溶かしたバターを入れこねます。一つの塊になったら冷蔵庫に入れ、寝かしておきます。
  2. タルト生地が落ち着いてきたら(約40分)8等分にし、プリンの型に敷き込みます。
  3. フィリングを作ります。卵黄、砂糖を入れ全体が白くなるまで根気よく混ぜます。途中でコーンスターチも加え混ぜます。
  4. 牛乳に砂糖を入れ、人肌ぐらいに温めてから3に少しずつ入れ混ぜます。
  5. 4の生地をお鍋に入れ、ドロドロになるまで火をかけます。(絶えずかき混ぜます)
  6. 5の生地が冷ましてから生クリームを入れ、作っておいたタルト生地に流し込みます。
  7. 180度のオーブンで15分焼いたらおいしいエッグタルトの完成です。

エッグタルト


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