広東料理レシピ
広東料理の達人
 

中華スープ

中国には古くから「医食同源(いしょくどうげん)」という言葉がありますが、この考え方は中国人食生活の基本として中国の人は守られてきました。一本の栄養ドリンク、一粒のサプリメントを飲むより、口から食べ物を取ることがいかに重要であるかは誰もがよく知っていることです。しかし、何かしらの理由で食べ物を噛めない、食事がなかなか喉を通らない人にとってこのような栄養剤は、効率よくエネルギーを取る上で大変効果的です。サプリメント、ドリンクのほか、スープも体力をつける上でとてもよい方法です。

中華スープの本場は広東

中華スープの本場は言うまでもなく中国ですが、中国の中でも広州を始めとする南方地方は特にスープに凝っています。広東料理と言ったら多くの中国人は「広東スープは有名」といいます。国土が広く、地域性が大きい中国では北方と南方の飲食習慣は異なります。北方地方の人も中華スープを作りますが、広東人ほどスープに凝っていません。広東の人にとってスープは、生活の中で一部というより、1日の生活で無くてはならない存在です。

中華スープと漢方医学

香港と隣接して広東省は、年中暑く、湿気が多いです。夏バテをしない、夏バテを防ぐには様々方法がありますが、何と言ってもこまめな水分補給は絶対欠かせません。中国の人は昔から冷たいものを口にすることを極力避けてきました。「できるだけ冷たい物を避け、温かいものを食べるよう」中国の子供たちは小さいごろから親に教わります。なるべく体を冷やさない考え方は、漢方医学の基本とも言えます。暑い夏を乗り切るため、夏バテをしないため、広東の人は昔から中華スープを飲む習慣がありました。

中華スープと中華料理

中国の人はスープを飲むのが大好きで、和食に味噌汁が欠かせないように、中華料理には中華スープが欠かせません。中国の人は中華スープを「上湯(中国語でshangtangと言います)」とも言います。上湯は様々な中華料理に使われていて、中華料理の達人たちは上湯作りに手間と時間をかけます。中華料理を作る時、上湯を入れると味に深みが増します。ある意味、中華料理の決め手は上湯と言っても過言ではありません。

広東人の中華スープの作り方

広東の人は家にお客さんが訪ねてくると、お茶と一緒に中華スープも出すことが多いです。汗を一杯かいた時には水分だけではなく、塩分もある程度取らなければなりません。お客さんにスープを出すぐらいなので、広東人がいかにスープを飲むかは想像がつくでしょう。しかし、広東式中華スープの作り方は非常に面倒なので、中国人でもなかなか真似できません。広東式中華スープを作るには少なくとも3時間かかりますが、時間より大変なので材料の使い方と薬剤との組み合わせです。また火加減もごくのあるおいしいスープを作るうえで、欠かせない条件の一つです。

中華スープに3時間

広東式中華スープは、しいたけ、卵、ねぎなどで簡単に作れる多くの日本人が思っている中華スープではありません。鶏一匹をまるごと使ったり、クコの実、なつめ、桂皮など何十種類にものぼる漢方を上手に組み合わせたり、我々が思っている薬膳スープがいわゆる広東式中華スープです。薬膳という二文字が含まれるだけで大変専門的な感じがするでしょう。しかし、広東の人は普段の生活の中から漢方知識を自然に身につけています。小さいごろから薬膳スープを飲んでいる子供たちは、知らず知らずのうち中華スープの作り方を覚えていきます。

中華スープ専門店

中国の広東省、特に広州には中華スープ専門店が数多くあります。広東式中華スープを作るには時間と手間、そして最も大事なので漢方に関する専門知識と経験が必要です。一つの漢方材料ではそれほどの効能がありませんが、もう一種若しくは幾つかの漢方と組み合わせることによってものすごいパワーを出すことがあります。しかし、間違って組み合わせをすると大変なことになります。漢方は確かに副作用が少なく、体に優しいですが、使い方を間違うと命を危険にさらすこともあります。このようなことを踏まえ、スープの需要性が高い広東では、中華スープ専門店が大繁盛です。

中華スープレシピ

材料(2人分)

卵1個、トマト2個、葱の千切り少々、ニンニクのみじん切り少々

調味料

塩少々、胡椒少々、中華スープの素、サラダ油大さじ1杯、ゴマ油少々

作り方

  1. 熱くなったフライパンにサラダ油を入れ、ネギを入れ炒めます。
  2. 輪切りにしたトマトを入れ、よく炒めます。
  3. 中華スープの素、塩、胡椒、水3カップを入れ中火で煮込みます。
  4. スープにトマトの味がしっかりついたら、卵を溶いて入れ、火を止めます。
  5. ごま油をかけたら「簡単中華スープ」の完成です。


中華スープ

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