広東料理の達人
 

広東語

広東語は粤語(えつ語、中国語でyueyuと言います)の俗語で、広東省の人は白話(baihua)と呼びます。中国7大方言の中で最も複雑な方言ですが、分岐が少ない方言でもあります。中国国内での使用人口は4千万人ぐらいで、中国国内で使用している地域は、広東省のほとんどの地域、広西自治区の東南部から中部で、香港とマカオの全域でも使っています。海外に住んでいる華僑の中には広東語を母国語としている人が多く、アメリカに住んでいる華僑の90%以上は広東語方言地域の出身です。

広東語の特徴

中国は土地が広く、地域性が大きいだけではなく、56の民族がいるので数多くの方言があります。言語学者によって方言の分類は違いますが、一般的には7つに分類しています。広東語はこの7つの方言の一つとして、中国の古代言語を最も保留している方言と言われています。中国の共通語(中国では普通語putonghuaと言います)、いわゆる標準語には4つの声調がありますが、広東語には9つの声調があり、また声調変化が多く音節も多いです。

広東語と北京語の違い

広東語と北京語は同じ漢字を所有し、同じ国で使われていますが、発音が違うのでまったく異なる言語のように聞こえます。広東の人は広東語のほか、標準語を話す人もいますが、広東以外の地域に住んでいる中国人は広東語を勉強しない限り聞き取れないし話せません。中国人なのにどうして広東語が分からないのですか? と質問する方がいるかも知れませんが、広東語と北京語(ここでは標準語を指します)は発音の仕方、単語の使い方、表現の方法など様々な点で違います。

広東語には古代中国語が多い

広東語は発音、単語、文法などの面で、古代中国語を多く保存している中国の方言の一つです。経済が発展している広州にほかの地域から手稼ぎに来ている人々は、年々増え続け元来から広州に済んでいる人を超えている現象がおきました。これは広東語と標準語のミックスを発生させ、広州の広東語に変化をもたらしました。広東省以外のほかの地方から来た人たちは、しばらくの間は広東語学習に励まなければなりません。同じ中国でも地域によって方言があるので、中国人同士でも言葉が通じない現象が起きるわけです。

広東語と香港語

香港では英語のほか、最も使われている言語は広東語です。香港と中国国内で使っている広東語は多少の違いはあるものの、ほとんど通じます。広東語を知らない上海や北京の人が香港に行ったら非常に困るかも知れませんが、広州の人ならまったく困りません。広東語と香港語は、単語の使い方で多少の違いがあっても、アクセントがほとんど一緒なので言葉で困ることはまずありません。広州や香港の人は、標準語を話すより広東語を話したほうが楽だしまたお互い通じやすいです。

広東語のほか標準語を学習

全世界で広東語を使用している人口は7千万人、中国語(ここでは標準語を指します)を使っている人口は約8億人います。香港の英語普及率は非常に高く、若者たちは広東語のほかに英語で会話することが多いです。中国に返還されてから中国国内と経済や文化の面で交流が益々盛んになり、標準語を学習する香港人が増えています。これは、香港では広東語だけ使っても不自由することがありませんが、中国国内に行った場合は困ることがたくさんあるからです。英語が得意であることを条件に、香港の人は中国国内で就職しやすいそうです。

広東語に憧れている若者

香港の映画や音楽が中国内陸にどんどん入るようになり、広東語に憧れる中国国内の若者たちは増えています。標準語しか話せない上海や北京の若い人にとって、広東語で歌う香港の歌が非常に新鮮です。香港の歌手たちが中国国内でコンサートを開くことも増えているので、広東語とまったく縁がなかった若者たちは益々興味を持つようになりました。




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